石川県内で人気の外食チェーン「ゴーゴーカレー」の輪島店で10日正午、カレーの炊き出しが始まった。冷たい小雨が降る中、温かい食べ物を心待ちにしていた被災者が列をつくった。
ゴーゴーカレーは金沢市に本社を構え、北陸3県では石川15店、富山6店、福井1店を展開している。
輪島店を経営する里谷光蔵さん(42)によると、店に被災前からあった材料に加え、支援された水を使って準備したという。里谷さんは「避難所で同じ物ばかり食べると、飽きるはず。大人気で喜んでもらえて有り難い」と話した。
カレーを受け取った坂口和也さん(38)は、輪島市二ツ屋町の自宅で被災した。「SNSで炊き出しを知った。久しぶりに温かいご飯が食べられた」と笑みをこぼしていた。
200食用意していたカレーは約1時間で配り終えた。材料がなくなるまで1~2週間程度は毎日継続していく予定だという。(佐藤道隆、岩本修弥)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル